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ヒラメキ! マンション管理

福岡市在住のマンション管理士:北口秀樹のブログへようこそ

過去100年間の福岡市周辺で発生した地震と福岡の活断層帯

震災

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平成17年3月20日午前10時53分に発生した「福岡県西方沖地震マグニチュード7.0、最大震度6弱)」からまもなく12年となります。

当時、福岡市は歴史的に地震が少ない地域であるとの認識があり、あのような大きな地震が起こったことについて、実質的被害のみならず、精神的被害を受けた方も多かったと思います。

その後、「東日本大震災」が発生し、さらに昨年、「熊本地震」が発生するなど、地震への備えを怠ってはならないとの思いは日本全国共通のものであると思います。

地震は忘れた頃にやってくるというのも踏まえて、今回は私の住む福岡市周辺で過去に発生した地震について調べてみました。

1. 地震の種類

地震には大きく分けて「海溝型地震」と「直下型地震」の2種類があります。

海溝型地震」は、海側のプレートと大陸側のプレートとが接する海溝で、大陸側プレートの下に潜り込もうとする海側プレートに引きずられて、たわんだ大陸側プレートが、跳ね返って発生する地震です。

関東大震災・十勝沖地震スマトラ沖地震東日本大震災など

直下型地震」は、内陸部にある活断層で発生する、震源の浅い地震で、人の住む土地の真下で発生する地震です。

阪神・淡路大震災兵庫県南部地震)、新潟県中越地震福岡県西方沖地震など

福岡市は太平洋側ではないため、過去に起きた東南海地震などの「海溝型地震」の影響はあまり受けていません。よって、過去に発生した「直下型地震」について記述していきます。

2. 福岡市周辺の断層で起きた過去100年の主な地震

  • 1898(明治31)年 糸島     (M6.0)
  • 1929(昭和  4)年 博多湾    (M5.1)
  • 1930(昭和  5)年 糸島・雷山  (M5.0)
  • 2005(平成17)年 西方沖地震  (M7.0)

1898年の糸島の地震(M6.0)は、日向峠−小笠木峠断層帯に近い、福岡市の西方の浅いところで発生しました。1日半後にはM5.8の地震が発生し、被害は主にこちらの地震で生じました。これらの地震による死者はいませんでしたが、負傷者3名、家屋の破損、道路や堤防の破損が多数発生しました。被害の程度から震源域付近(糸島半島)では震度5相当で、一部地域では震度6相当の揺れであったと推定されます。この地震が日向峠−小笠木峠断層帯の一部の活動であるかはまだ分かっていません。

さらに、1929年には博多湾(M5.1)、1930年には糸島郡の雷山付近(M5.1)で地震が発生し、震源域付近で小被害が生じました。最近では、2005年に福岡県西方沖の地震(M7.0)が発生しました。

なお、100年以上前の地震で記録に残っているものとしては、679(天武7)年の筑紫国地震(M7.0:幅2丈、長さ3千余丈の地割れが生じたといわれている。)や、1848(弘化4)年の柳川付近の地震(M5.9)があります。

                     (地震調査研究推進本部HPから抜粋)

3. 福岡県の主な活断層

① 小倉東断層帯

北九州市小倉北区から小倉南区にかけて分布する断層帯です。

② 福智山断層帯

北九州市若松区頓田付近から直方市田川市付近にかけて分布します。福智山断層帯は、地震調査研究推進本部の長期評価でSランク(我が国の主な活断層の中で高いグループに属する)とされています。今後30年間の地震発生確率は「ほぼ0%~3%」で、マグニチュード7.2程度の規模の地震発生が予想されています。

③ 西山断層帯

宗像市沖ノ島付近から朝倉市にかけて分布する断層帯です。これまで単一の活動区間として評価が行われてきたが、2013年より、大島沖区間・西山区間・嘉麻峠区間の3区分に分けて評価が行われるようになりました。

④ 宇美断層

糟屋郡須恵町から筑紫野市吉木付近にかけて分布する断層帯です。

警固断層

玄海灘から福岡平野にかけてほぼ北西から南東に分布する断層帯です。平成17年の福岡県西方沖地震警固断層帯の北西部が震源でした。一方、南東部は地震調査研究推進本部の長期評価でSランク(我が国の主な活断層の中で高いグループに属する)とされており、今後30年間の地震発生確率は「0.3%~6%」、マグニチュード7.2程度の規模の地震発生が予想されています。

⑥ 日向(ひなた)峠-小笠木(おかさぎ)峠断層帯

糸島市大門から佐賀県鳥栖市にかけて分布する断層帯です。

⑦ 水縄(みのう)断層帯

うきは市から久留米市にかけて分布する断層帯です。

糸島半島沖断層群

糸島市姫島沖に分布する断層群です。地震調査研究推進本部の長期評価では、「簡便な評価の対象」となっています。

 

詳細は下記の「地震調査研究推進本部」のHPを参照ください。

福岡県の地震活動の特徴 - 地震調査研究推進本部

 4. まとめ

過去の地震については、わずか数百年間のことしか分からないので、地球規模の歴史からするとまったく参考にならないでしょう。しかし、少なくともM7.0クラスの地震を一度は経験したのですから、この経験を生かさなければいけませんよね。

また、活断層についても分かっているものだけでもしっかり把握して、注意していかなければならないと思います。