読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヒラメキ! マンション管理

福岡市在住のマンション管理士:北口秀樹のブログへようこそ

警固断層帯・南東部の地震発生確率

f:id:deepseacruise:20170317054953j:plain

   ↑ 警固断層の位置と主な調査地点(地震調査研究推進本部HPより)

地震調査研究推進本部地震本部)では、福岡市の北西から南東を横断する警固(けご)断層帯についての過去の活動及び将来の活動についてレポートしています。

2005年に発生した「福岡県西方沖地震」は警固断層帯の北西部が震源域でした。海域が震源だったわけですが、玄海島では大きな被害が発生し、陸地側の福岡市内でも断層が位置する地域を中心に被害が発生しました。

レポートでは、この断層帯北西部の地震により、断層帯南東部で地震が発生する可能性がより高まっているという指摘があることに注意を促しています。

断層帯南東部では、マグニチュード7.2程度の地震の発生確率が30年以内で0.3%から6%と、我が国の主な活断層の中では高いグループに属するとされています。

☆レポートの詳細を確認したい方は以下のホームページをご覧ください。

   警固断層帯 | 地震本部

今や日本では、地震はいつどこで起こってもおかしくないと言われていますが、具体的に発生確率が高いとされている警固断層帯・南東部では、平時からの地震への備えがますます重要になっていることは明らかです。

マンション標準管理規約では、管理組合の業務として「防災に関する業務」が規定されています。(標準管理規約第32条第12号)

管理組合でどの程度、防災業務を行うかはそのマンションの構造、立地、地域の特性等によって変わってくるものと思われますが、管理組合独自に行うにしても、町内会と協力して行うにしても、マンションの住民が主体となって行わなければなりません。

また、マンション管理士としても、管理組合の防災活動に関する補助について、しっかり考えていかなければと思っています。

 

以下、地震本部警固断層帯に関するレポートの主な部分を抜粋して掲載します。

警固断層帯の概要〉

警固(けご)断層帯は、玄界灘から博多湾を経て、福岡平野にかけてほぼ北西南東に分布する活断層帯です。 過去の活動時期の違いから、玄界灘から志賀島付近にかけての2005年の福岡県西方沖の地震震源域にあたる北西部と、志賀島南方沖の博多湾から筑紫野市警固断層にあたる南東部に区分されます。

〈過去の活動〉

警固断層北西部の最新の活動は、2005年の福岡県西方沖の地震マグニチュード7.0)です。この地震以前の活動履歴は不明です。

警固断層南東部の最新活動時期は、約4,300年前以後、約3,400年前以前であった可能性があります。また、平均活動間隔は、約3,100−5,500年の可能性があります。

〈将来の活動〉

警固断層帯は、過去の活動と同様に北西部と南東部の2つの区間に分かれて活動すると推定されます。

警固断層北西部ではマグニチュード7.0程度の地震が発生し、その際には2m程度の左横ずれが生じると推定されます。警固断層帯北西部は、平均活動間隔などが明らかでないため、将来このような地震が発生する長期確率を求めることができません。

警固断層南東部ではマグニチュード7.2程度の地震が発生すると推定され、その際には断層近傍の地表面で、2m程度の左横ずれが生じる可能性があります。

地震発生の確率には幅がありますが、その最大値をとると、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中では高いグループに属することになります。

なお、断層帯北西部の2005年の活動により、断層帯南東部で地震が発生する可能性は、より高くなっているという指摘もあり、そのことに留意する必要があります。

また、遠い将来においては警固断層帯全体が同時に活動する可能性も否定できません。この場合の地震の規模は、マグニチュード7.7程度となります。ただし、現時点でこのような地震の発生する確率は低いと考えられます。

〈まとめ〉

〇北西部

   地震の規模 : M7.0程度

   地震発生確率: 不明

   平均活動間隔: 不明

   最新活動時期: 2005年福岡県西方沖の地震

〇南東部

   地震の規模 : M7.2程度

   地震発生確率: 30年以内に、0.3%〜6%

   平均活動間隔: 約3100年−5500年

   最新活動時期: 約4300年前−3400年前